松阪市議会 > 2010-09-24 >
09月24日-03号

  • "中村"(/)
ツイート シェア
  1. 松阪市議会 2010-09-24
    09月24日-03号


    取得元: 松阪市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-10
    松阪市 平成22年  9月 定例会(第4回)議事日程第3号 平成22年9月24日 午前10時開議 日程第1 議案第85号 平成21年度松阪市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第86号 平成21年度松阪市水道事業決算の認定について      議案第87号 平成21年度松阪市公共下水道事業決算の認定について      議案第88号 平成21年度松阪市松阪市民病院事業決算の認定について 日程第2 議案第89号 平成22年度松阪市一般会計補正予算(第3号) 日程第3 議案第90号 平成22年度松阪市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 日程第4 議案第91号 平成22年度松阪市老人保健事業特別会計補正予算(第1号) 日程第5 議案第92号 平成22年度松阪市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 日程第6 議案第93号 平成22年度松阪市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第7 議案第94号 平成22年度松阪市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第8 議案第95号 平成22年度松阪市公共下水道事業会計補正予算(第2号) 日程第9 議案第96号 松阪市農業委員会委員の選挙区及び各選挙区において選挙すべき委員の数に関する条例の一部改正について 日程第10 議案第97号 松阪市過疎地域自立促進計画について 日程第11 議案第98号 財産の無償譲渡について 日程第12 議案第99号 工事請負契約の締結について 日程第13 議案第100号 市道路線の認定について 日程第14 議案第101号 市道路線の廃止について 日程第15 議案第102号 市道路線の変更について 日程第16 発議第10号 地域再生計画を円滑に執行するための財源措置を求める意見書について本日の会議に付した事件 議事日程と同じ出席議員(30名)    1番  植松泰之君      2番  中瀬古初美君    3番  川口寿美君      4番  堀端 脩君    5番  野呂一男君      6番  中村良子君    7番  山本芳敬君      8番  田中祐治君    9番  山本 節君     10番  川口 保君   11番  大平 勇君     12番  大久保陽一君   13番  濱口高志君     14番  佐波 徹君   15番  海住恒幸君     16番  永作邦夫君   17番  松田俊助君     18番  中島清晴君   19番  今井一久君     20番  山本登茂治君   21番  中森弘幸君     22番  小林正司君   23番  久松倫生君     24番  西村友志君   25番  野口 正君     26番  松田千代君   27番  田中 力君     28番  水谷晴夫君   29番  前川幸敏君     30番  中出 実君欠席議員(0名)議場出席説明者 市長          山中光茂君   副市長         小林益久君 副市長         中川 昇君   総務部長        中村明雅君 市政戦略部長      小牧豊文君   税務部長        川口昌宏君 生活部長        道瀬茂昭君   環境部長        橋本昭彦君 保健部長        松林育也君   福祉部長        山路 茂君 農林水産部長      山口天司君   まちづくり交流部長   村田長稔君 建設部長        杉山貴雄君   都市政策部長      中山 伸君 教育長         小林壽一君   教育委員会事務局長   森 幹生君 嬉野地域振興局長    加藤宗信君   三雲地域振興局長    堀 隆行君 飯南地域振興局長    森本義次君   飯高地域振興局長    海住利彦君 上下水道事業管理者   松尾茂生君   市民病院事務部長    吉岡 理君 消防団事務局長     大釋 博君   監査委員        土本 勲君 会計管理者       吉田秀文君事務局出席職員     事務局長    石井千秋   次長      白藤哲央     調査担当主幹  中西雅之   総務係長    松田武己     議事係長    三木 敦   兼務書記    北畠和幸     兼務書記    沼田雅彦-----------------------------------                         午前10時0分開議 ○議長(田中力君) おはようございます。これより本会議を開きます。本日の議事は、お手元に配付させていただいております議事日程第3号により進めることにいたします。よろしくお願いいたします。 △日程第1 議案第85号 平成21年度松阪市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第86号 平成21年度松阪市水道事業決算の認定について      議案第87号 平成21年度松阪市公共下水道事業決算の認定について      議案第88号 平成21年度松阪市松阪市民病院事業決算の認定について ○議長(田中力君) 日程第1 議案第85号から議案第88号まで議案4件を一括議題とし、決算調査特別委員長の報告を求めます。 決算調査特別委員長 中出 実議員。     〔30番 中出 実君登壇〕 ◆30番(中出実君) 皆さん、おはようございます。 それでは、決算調査特別委員会に付託されました案件の審査の報告を申し上げます。 まず、議案第85号平成21年度松阪市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査の結果、次の意見をつけ多数をもって認定すべきものと決定いたしました。 審査意見。1一般会計歳入について。 (1)市税の徴収について。税を取り巻く環境が厳しい中、市税の収納においては、全庁挙げての夜間徴収の実施、日曜・夜間窓口の常設化、コンビニ収納等により収納率の向上に鋭意努力されているが、収入未済額が増加している。このことは自主財源の減少につながり、本市の財政運営の悪化が懸念される。今後も、財源確保のため、自主財源の根幹をなす市税の収入未済額の縮減に努力されたい。 (2)多重公債務者への対応について。現下の厳しい経済環境の中、失業者もふえ、個人所得が減収する現状にあって、市税、住宅使用料、幼稚園・保育園保育料などにおいて、収入未済額が増加している。公平・公正の観点から、これらの徴収においては、日々努力されているところであるが、今以上に滞納者の生活実態を把握し、また、多重公債務者の把握のため、庁内関係部署ネットワーク化を図り、積極的な対応に努められたい。 次に、2一般会計歳出についてであります。 (1)各種団体への補助金について。各種補助金については、合併協議事項やこれまでの慣例にとらわれることなく、補助目的及び効果を十分検証した上で、真に市が補助することの必要性を十分精査され、見直しを図られたい。 (2)補助金交付団体への監事等就任について。補助金交付団体の監事等に市の関係者が就任していることについては、いろいろな問題が発生する可能性があることから、再考されたい。 (3)業務委託契約について。清掃業務委託契約の中で、予定価格と落札価格の価格差の大きいものが見受けられ、契約におけるこれら価格の適正な設定に努めるとともに、受注業者の就労者雇用にかかわる問題も発生していることから、業務委託における全庁的なルールづくりについて検討されたい。 (4)大学奨学金給付事業について。社会に有為な人間の育成を目的に実施されている本事業については、基金残高にとらわれず、給付事業のより一層の弾力的な運用に努められたい。 (5)人事管理について。人材育成のための職員研修と、職員の仕事に対する不安を取り除くためのメンタルヘルス対策等について、さらなる充実を図られたい。 (6)地域SNSについて。地域SNS松阪ベルネット」が開設され3年目になるが、アクセス数が減ってきている状況にある。地域情報を市内外へ発信し共有化を進めることが重要であることから、今後どのようにネットワークを広げていくか、その対策について運営委員会等で検討されたい。また、利用者の視点に立った運営にも努められたい。 (7)市政バスについて。市政バスは、広く市民が参加し、市民の声・提案や意見を市政運営に反映することで大きな効果が得られると考えられ、参加者を広げるための改善や、地域振興局との連携も深められたい。 (8)災害用備蓄品について。近い将来発生が予測される東海・東南海・南海地震などの大規模地震や風水害等の災害に備え、市内各公共施設には非常用食料等が備蓄されているが、適正な在庫管理と定期的な検査に努められたい。 (9)女性保護及び家庭児童相談事業について。配偶者等からの暴力及び児童虐待相談件数は、昨年度に比べふえている。さらに、ふえることも予想されることから、関係機関と連携の上、より一層の女性及び児童の保護支援に努められたい。 (10)乳幼児一般健康診査について。乳幼児一般健康診査の未受診者への対応は積極的に実施されているが、一層の保護者への受診勧奨に努められたい。 (11)家庭用新エネルギー設備設置支援事業について。市民の環境意識が高まる中、太陽光発電システム設備補助事業への要望が多くなり、補助が受けられない状況がある。また、本年度からエコキュート設備設置補助金が廃止されたことから、新エネルギーの普及について市民に十分な理解を求めるとともに、支援策も検討し、一層の充実に取り組まれたい。 (12)遊休農地活用事業について。飯高地域における特産品開発として取り組まれているクレソンの栽培は、遊休農地の活用と新規就労者の雇用を創出し、中山間地域の農業振興と活性化につながることから、自立に向けた支援を行うとともに、中山間地域のさらなる活性化に取り組まれたい。 (13)有害鳥獣対策について。有害鳥獣対策として、猿脅し用ロケット花火を支給し、被害軽減が図られているところであるが、これで十分なのか疑問視する声も聞く。今後、根本的に獣害対策をどのようにしていくのか、森林対策も含め、総合的に検討されたい。 (14)地域公共交通システム事業について。コミュニティバスを運行することにより、地域住民の交通手段の確保に努められているところであるが、乗車率が低い路線については、今後の運行について十分検討をされたい。 (15)企業誘致推進事業について。企業誘致は、財源の確保や地元雇用など、大きな経済効果が期待できるが、長引く景気低迷により、企業の新規参入が非常に厳しい状況であることから、企業誘致におけるトップセールスの実施とあわせて、既存企業の設備投資に対する優遇制度創設についても検討されたい。 (16)スクールバスの有効活用について。スクールバスの空き時間を利用したさらなる有効活用について検討されたい。 (17)外国人児童生徒いきいきサポート事業について。初期適応支援教室「いっぽ」については、外国人児童生徒の学校生活への適応や日本語能力において効果があらわれていることから、引き続き外国人児童生徒への支援に取り組まれたい。 3国民健康保険事業特別会計について。 (1)景気低迷による不安定雇用の中、保険税の収納率が61.4%と前年度比1.8ポイント下がっていることから、滞納者の生活実態を把握し、収納率の向上に努力されたい。 4簡易水道事業特別会計について。 (1)補助金打ち切り問題に絡み、平成28年度の上水道への統合計画を提出した朝見及び飯高西部の簡易水道については、今後とも料金設定等について、地元との協議を重ねる中で、統合に向けて推進を図られたい。 総括について。 本決算年度は、世界的な金融危機が与えた実体経済への影響として、企業の業績悪化、失業率が過去最高の高水準で推移するなど、社会不安が増す厳しい状況にあって、国政の政権交代等、政治や社会に大きな変革もありました。 このような社会情勢の中、自主財源の根幹である市税は前年度に比べ大きく減収するなど、財源確保が困難な状況でありました。財政運営は、行財政集中改革プランに基づく取り組みに加え、国の景気対策で賄われた要因は大きいものであったと考えられます。経常収支比率は、行財政集中改革プランの取り組みによる歳出削減効果もあらわれ、改善が見られたものの、本質的には依然高い水準にありますが、事業全般にわたり所期の目的を達成されたことは評価すべきものであります。 今後、ますます増大が見込まれる少子・高齢対策による、扶助費を中心とした社会保障関連経費都市基盤整備、安全防災諸事業などの大きな財政出動が予測されることから、引き続き、選択と集中の中で、さらなる行財政改革を求めるとともに、市税等の公平・公正な財源確保に努め、市政の継続的な発展に努力されることを強く望むものであります。 次に、議案第86号平成21年度松阪市水道事業決算の認定についてを審査の結果、多数をもって認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第87号平成21年度松阪市公共下水道事業決算の認定についてを審査の結果、次の意見をつけ全員一致認定すべきものと決定いたしました。 審査意見。1住民の接続意識に悪影響を与えるおそれがある下水道の未接続案件については、公営企業の経営基盤の強化と安定に資するため、今後も市幹部が接続交渉に当たるなど積極的な取り組みを図り、処理区域内の水洗化率向上に努められたい。 次に、議案第88号平成21年度松阪市松阪市民病院事業決算の認定についてを審査の結果、全員一致認定すべきものと決定いたしました。 以上をもちまして、決算調査特別委員会の審査結果の報告を終わります。     〔30番 中出 実君降壇〕 ○議長(田中力君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) これにて質疑を終わります。 これより討論、採決を行います。 まず、議案第85号について、討論はありませんか。     〔23番 久松倫生君登壇〕 ◆23番(久松倫生君) おはようございます。議案第85号一般会計特別会計決算認定について、日本共産党議員団として反対の討論をいたします。 一般会計について、新市長となられて1年目の決算でございました。地域の救急医療体制の前進や中学校給食の創設、子ども医療費助成年齢引き上げなど、市政の変化と受けとめられる内容は評価できると思います。 財政の動きでは、結果として財政調整基金一般財源に一定の剰余金が生じ、67億円を超える財調残高という形となり、このことは、平成21年度の予算編成方針では、地方交付税の減、財政調整基金の取り崩しは避けられないとしてきたのと、この初期の方向と大きく違った展開になりました。 また一方では、市税の減収や扶助費が増加するという厳しい経済情勢と、それへの対応が問われることになったと思われます。今回の決算での一つの特徴は、市税など税の減収、保育料、住宅使用料の収入未済の増、国保税の滞納の増加、教育の扶助費の大幅増など、市民の経済生活の状況が一層深刻になっていることがあらわれております。これへの対処として、公平・公正の観点から収納を強化するという従来のやり方だけで解決できない深刻さがあるのではないか、実態把握と現実に合った対応策をとる必要があると言えます。また、雇用を初め、収入をふやし、税収につながる政策が問われていることを鮮明にしているのではないでしょうか。 歳出の中で、特に反対理由として、国民投票システムは、9条を初め憲法改定のための支出で、必要ないものであったと、このように思います。不公正をなくし、長年の無駄をなくすということについては、部落史編さん事業の打ち切りと人権教育指導員の廃止を求めます。このことで、決算認定に反対をいたします。 次に、国保会計ですが、経済情勢と前年度20年度の値上げによって、より国保財政は悪循環となりました。また、介護保険も保険料の負担増と認定制度の改悪があったということ、そして、後期高齢者医療制度は、そもそも廃止すべきということから、反対といたします。 以上、反対の討論といたします。     〔23番 久松倫生君降壇〕 ○議長(田中力君) 他に討論はございませんか。     〔7番 山本芳敬君登壇〕 ◆7番(山本芳敬君) 議案第85号平成21年度松阪市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の討論をいたします。 まず初めに、本決算は山中市政初年度の決算であり、松阪市民また全国的にも注目された1年目の決算であると思います。山中市長は、マニフェストに掲げられた公約を5月には市政に対する所信として、日本で一番魅力的な田舎町、日々の生活の中で当たり前の幸せをだれもが感じられるまちづくりを創造していくと松阪市のビジョンを示されました。また、行政運営をしていく上で、すべての政策の根幹にある考え方の原点として、一番目に命と痛みの政策を最優先に置かれ、8つの決意を示されました。その施策を多くの市民が注目し、また、大きな期待を持たれた1年であったと思います。 平成21年度当初予算の歳入面においては、平成20年度秋以降の世界的な金融・経済危機の影響による景気低迷により、市税は平成20年度対比5億4700万円余りの大きな落ち込みが想定され、また歳出面では、年々大きく増加する扶助費に対し、投資的経費は平成20年度対比7億5800万円余りの削減という厳しい緊縮予算編成のスタートとなりました。 その後、国からの地域活性化経済対策臨時交付金等が決定され、平成21年度では約17億2346万円の国庫補助金が交付されました。その結果、本年度一般会計は、財政調整基金の取り崩しもなく、実質収支額5億8629万2414円の黒字決算となり、また、財政調整基金は67億7500万円余りの残高に増加しました。 また、市債の合計残高におきましても、新しい大きな起債がなかったことから、平成22年度5月末現在残高では、昨年の同月に対し約11億4263万円減少となったことは評価できると思います。 決算時、歳入の中でも最重要である自主財源の市税は、景気低迷の影響から法人市民税を初め、平成20年度対比約8億円の落ち込みとなったこと、収納率が悪化したことは残念でありますが、税収の確保のため、コンビニでの全税目の収納の実施、電話催告システムの増強、街頭啓発活動、ファイナンシャルプランナーの導入等、また、差し押さえの動産のインターネット公売等、税の公平・公正化に全職員挙げて努力されたことは一定の評価をしたいと思います。 次に、歳出面での評価すべき施策として、まずは消防組合の施策ではありますが、救急相談ダイヤル24の開始により、緊急時の市民相談窓口ができたことは、市民の命や安心につながったと考えられます。また、休日・夜間診療所において、外科の一次救急ができたことも市民に対して大きな安心感を与えることができたと考えます。 次に、保育園や教育関係施設の耐震化に取り組み、その結果、幼稚園・小学校・中学校における耐震化率が92.8%となり、また、国の緊急経済対策において、各学校等緊急改修を行い、危機管理の充実強化が図られたこと評価したいと思います。また、9月には、松阪市学校給食センターベルランチ」の完成により、本庁管内7中学校において学校給食がスタートできたことは評価したいと思います。 次に、持続的な社会環境を守るための積極的な取り組みとして、旧松阪市内の資源物集団回収にも補助金を出すことで、資源物の回収が年間600トンの実績を上げることができたことは一定の評価はするものの、旧町において単価が下がるなど、今後の検討も必要と考えます。 また、市民参加のイベント事業においても、これまでとは工夫を凝らした企画等、評価したいと思います。60回を迎えた「松阪牛まつり」は、2日間で連日3万人余りの入場者があり、松阪牛の関連商品の販売であったり、地域の特産物の販売であったり、大きな宣伝効果となり、その後の販売にもつながったのではないかと考えます。また、「総合産業フェア」は、松阪市内の優良企業のプレゼンの場として宣伝効果であったり、企業間連携企業間競争であったりと、有意義なイベントであったと考えます。また、2月に行われた「ごみ減量・3Rを推進するシンポジウム」は、今後のごみ行政を展開していく上で、市民に対する認識、理解と意識の向上につながったイベントであったと思います。 以上、ほかにも評価すべき事業もありましたが、1年を通して、山中市長が多くの市民に直接会い、また現場へ足を運んで、懇談会や意見聴取会等を開催することで多くの市民の意見を聞かれたこと、また、事業実施の前、また検討段階から、市民の意見を聞く手法をとられていることは一定の評価をしたいと思っております。 しかし、各論においては、競輪事業の赤字決算、国民健康保険の収納率の低下等、さらに精査、検討、努力を要する事業もありました。また、集中改革プランの最終年度の目標として、厳しい財政状況の中、経常収支比率等クリアできなかった目標もあることも事実であります。 しかしながら、総論として、平成21年度は厳しい経済情勢の中、松阪市においても市税の落ち込みは厳しく、今後の財政運営面においても危惧されることが多い中、21年度決算は従来からの支出、また新しい事業の中に不適切な歳出は見られず、国の財政健全化法の基準はすべてクリアされ、財政面では健全であったこと、また、今後の大きな財政出動が予想される中、財政調整基金残高は取り崩しもなく大きく積み上げられたことは、今後の財政運営にもプラスの決算となったことは事実であります。 よって、本決算を認定することに賛成し、討論とさせていただきます。     〔7番 山本芳敬君降壇〕 ○議長(田中力君) 他に討論はございませんか。     〔15番 海住恒幸君登壇〕 ◆15番(海住恒幸君) 議案第85号平成21年度松阪市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の討論を行います。 平成21年度は、下村前市長から山中光茂市長にかわった年です。市民の幸せ実現を掲げた新市長が市政にどのような色合いを出したかを当年度決算から知ることができますが、決算の数字から見てとることができるのは、ひたすら厳しい財政の現実でした。 平成21年度は、市の最も大きな財源である市税が減っているのに、国の緊急経済対策等により、国からの支出金が異常に増加したため、財政規模は前年よりも膨らむ不自然なものとなりました。それだけ地方の財政は政府の影響を受けやすくなっています。そんな中、松阪市は財政調整基金という貯金は取り崩さず、むしろ積み立てをして、お金を残すという財政運営を選択しました。 市では、5年ほど前から取り組んだ行財政集中改革プランによって、職員数の削減、新たな借金は返済額を下回るなどをルールとする行財政改革に取り組んでいます。決算を分析したところ、人件費は5年前と比べ6億円の削減効果が出ました。しかし、そのような歳出抑制にもかかわらず、最低限の福祉を支えていく費用である扶助費は高齢化とともに上昇の一途をたどり、普通会計の歳出総額583億円の中にあって、扶助費は101億円を占めるなど、100億円の大台を超えました。また、合併当時と比べ、人件費は6億円減っていても、物件費が10億円もふえており、厳しさは一段と増しております。すなわち、平成21年度決算は、歳出抑制した経費と同レベル以上の歳出要素が厳しく財政を圧迫している状況にあり、その結果が臨時財政対策債を含まない経常収支比率が97.6%となっているという数値であります。 また、それどころか、質疑でも述べましたが、合併特例の地方交付税の合併算定がえによって優遇措置がとられていた地方交付税は、5年後から急減します。それは、現状の歳出構造からすれば、歳出が歳入を上回る赤字財政に陥る危険性がますます高まっていることを示しております。既に臨時財政対策債を含まない経常収支比率が97.6%に達しているという財政状況、これは先ほどの賛成の討論の中では、経常収支比率は平成21年度は20年度より改善しているという報告がありましたけれども、これはあくまでも臨時財政対策債を含む数値でございまして、臨時財政対策債を除けば、経常収支比率は悪化しており、過去最悪に匹敵する規模にあります。 そういう財政状況の中にあって、今後5年10年に向けて何ができるか、今問われています。集中改革プラン後の改革のありようを厳しく問いかけているのが本決算であると言えましょう。この厳しさを共有し、今回行った議論の中身をこれからの財政改革に生かされることを期して、平成21年度の決算の認定に賛成する討論といたしたいと思います。 最後に、今回、決算調査特別委員会で委員外議員という立場ではございましたが、議論に参加できるよう議員の皆さんが取り計らっていただいたことに感謝し、その意をこの場をかりて表明しておきたいと思います。ありがとうございました。     〔15番 海住恒幸君降壇〕 ○議長(田中力君) 他に討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) これにて討論を終わります。 これより採決を行います。議案第85号に対する委員長の報告は、認定でございます。委員長の報告どおり決するに賛成の議員の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 ○議長(田中力君) 挙手多数でございます。よって、議案第85号は認定されました。 続きまして、議案第86号について、討論はございませんか。     〔23番 久松倫生君登壇〕 ◆23番(久松倫生君) 議案第86号水道会計決算について、あえて反対の討論をさせていただきます。 今回の水道決算は、長年高い水道料を押しつけられてきた松阪市民にとりましては、県営水道の受水費の軽減によって水道料金の引き下げが可能となり、一貫した取り組みが水道料金引き下げにつながりました。このことは、私たちの主張と市民の力が一体となり、大きな成果であったと思います。 本決算は、そうした前進がありますが、今回審議を通して、やはり受水費が大きな負担増の根本要因という構造は変わりません。それをもって、あえて反対をいたします。南勢水道の契約水量6万1000立方メートルが1日平均給水量の約5万5000立方メートルを大きく上回っていること、総給水量のうち45.4%が自己水源であり、南勢水道、中勢水道長良川水系分などが不必要な過大な負担になってことははっきりいたしております。この過大な契約水量については、政治的判断という御答弁がありましたが、この経過こそ、かつてのダム開発や河口堰建設のツケを市民の暮らしに覆いかぶせるという構造であり、市民の暮らしの大きな負担となることに変わりはありません。料金改定による負担減を求めていかざるを得ない仕組みとなっているわけであります。今後ともこの根本問題の提起と、やはり5年後の料金改定時の取り組み、この改定により市民負担軽減への要望を強く提起し、反対討論といたします。     〔23番 久松倫生君降壇〕 ○議長(田中力君) 他に討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) これにて討論を終わります。 これより採決を行います。議案第86号に対する委員長の報告は、認定でございます。委員長の報告どおり決するに賛成の議員の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 ○議長(田中力君) 挙手多数でございます。よって、議案第86号は認定されました。 次に、議案第87号について、討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) これにて討論を終わります。 これより採決を行います。議案第87号に対する委員長の報告は、認定でございます。委員長の報告どおり決するに賛成の議員の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕
    ○議長(田中力君) 挙手全員でございます。よって、議案第87号は認定されました。 次に、議案第88号について、討論はございませんか。     〔15番 海住恒幸君登壇〕 ◆15番(海住恒幸君) 議案第88号平成21年度松阪市松阪市民病院事業決算の認定ついて、賛成の討論を行います。 市民病院は、平成21年度の決算で約605万円の黒字を計上しましたが、これを素直に喜ぶことはできません。雪だるま式の借金を抱えた運送会社が新たに借金をして買いそろえたトラックで売り上げを伸ばし黒字が出たようなもので、もとの借金はそのままでございます。 市民病院の特徴は、手持ちの現金はほとんどないので、ボーナスや退職金の支払いや機材や薬剤の購入のたび、一時借り入れという短期の借り入れをし、その返済は新たな一時借り入れをして返すという繰り返しでございます。 今回黒字となったのは、高価で高性能なCTを導入したことによるところが大ですが、それに伴い、医業にかかる費用は増加しており、医業収支は依然として赤字でございます。高性能な機材を導入すると、維持していくにはお金がかかります。実際、平成21年度の決算は一時借り入れの金額、企業債、購入資産額は、平成17年度以降の5年間で最高です。逆に、企業債の返済額は、平成20年度の2分の1にすぎません。売り上げはふえても、売るための経費がさらにふえているという現実も考え、これからの市民病院の経営を考えなければなりません。 ただ、依然解決には至らない財務体質と、数値として受けとめる決算の認定は切り離し考えるべきものととらえ、賛成の討論といたします。 以上でございます。     〔15番 海住恒幸君降壇〕 ○議長(田中力君) 他に討論はございませんか。     〔19番 今井一久君登壇〕 ◆19番(今井一久君) 議案第88号平成21年度松阪市松阪市民病院事業決算の認定について、日本共産党議員団を代表して賛成の討論をいたします。 この間の政府の医療抑制政策、医師、看護師不足、病院建設への過大投資など、自治体病院経営は大きな岐路に立たされてきました。その中で、昨年3月に出された病院改革委員会の意見に基づく市民病院を公設公営の存続の方向を明確に示し、公的病院としての政策医療機関として、市民に支えられる病院の方向を明確にいたしました。 今回の黒字決算は、平成20年2月の病院のあり方検討委員会の答申を受けた全職員が危機感を持って経営改善に取り組んだ結果であり、公設公営としての医療政策機関として市民の支えがあったからであり、また国民の世論による政府の医療抑制政策の手直しにもよります。この点をきちんとして評価をすることが大事であります。特に監査委員の意見にも示されるように、経営上は医業収支比率が改善し、病院本来の役割が発揮されてきたことにもよります。 今後、公的病院としての政策医療機関として松阪市民病院のビジョンをさらに明確にし、市民から支えられる病院として経営改革をさらに前進させる必要があります。救急医療体制の充実、緩和ケア、訪問介護、特に療養病床の充実、新型インフルエンザ対策、災害拠点病院、さらに最近県内で初めて厚生労働省から認められたがん患者リハビリ拠点病院、乳がん、子宮頸がんなどの予防医療など公的病院の役割を充実させるために、医師、看護師の確保などの人材を充実させることが重要であります。また、同時に、他の2病院や地区医師会との連携の中で、市民の命と安全を守るために、医療の水準を引き上げる必要がさらに公的病院として市民病院に求められています。国に対しても医療政策の充実と、また自治体病院の公的役割の充実をさらに求めていくことを要望して、賛成討論といたします。     〔19番 今井一久君降壇〕 ○議長(田中力君) 他に討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) これにて討論を終わります。 これより採決を行います。議案第88号に対する委員長の報告は、認定でございます。委員長の報告どおり決するに賛成の議員の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 ○議長(田中力君) 挙手多数でございます。よって、議案第88号は認定されました。 △日程第2 議案第89号 平成22年度松阪市一般会計補正予算(第3号) ○議長(田中力君) 日程第2 議案第89号平成22年度松阪市一般会計補正予算第3号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔副市長 中川 昇君登壇〕 ◎副市長(中川昇君) ただいま上程されました議案第89号平成22年度松阪市一般会計補正予算第3号について御説明を申し上げます。 一般会計補正予算書の1ページをお願いいたします。 第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、今回の補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億8565万7000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ549億940万6000円とさせていただくものでございます。 次に、第2条の債務負担行為の補正及び第3条の地方債の補正につきましては、関係個表で御説明申し上げますので、5ページをお願いいたします。 第2表債務負担行為補正の廃止でございますが、内容につきましては、当初予算で計上いたしました企業立地等促進奨励金につきまして、用地取得後2年以内に松阪中核工業団地西地区に工場を新設することが見込めなくなったことによる債務負担行為の廃止でございます。 6ページをお願いいたします。第3表地方債補正の変更でございますが、道路整備単独事業及び公営住宅ストック改善事業につきましては、起債対象事業費等の増減によるものでございまして、また、臨時財政対策資金につきましては、今回の補正に伴う財源調整によるものでございます。 8ページ、9ページをお願いいたします。歳入歳出補正予算事項別明細書総括の歳出でございますが、今回の補正予算の財源内訳につきましては、9ページの歳出合計欄にございますように、国庫支出金1302万2000円の減、県支出金5987万7000円、地方債250万円、その他財源398万7000円、一般財源3億3231万5000円の追加となっております。なお、一般財源の財源措置につきましては、地方特例交付金、普通交付税、繰越金、臨時財政対策債等により調整をいたしたところでございます。 10ページ、11ページをお願いいたします。歳入でございますが、それぞれ歳出予算に計上させていただいております事業の特定財源等でございますので、新規計上を中心に、主なものを御説明申し上げます。 款10地方特例交付金620万5000円の追加は、交付額の決定によるものでございます。 款11地方交付税1億293万1000円の追加は、普通交付税の交付額の決定によるもので、予算額合計135億9293万1000円のうち普通交付税の交付額は126億293万1000円となっております。 款15国庫支出金、項2国庫補助金、目2民生費国庫補助金、節3生活保護費補助金1セーフティネット支援対策等事業費補助金1783万7000円の減額は、レセプト情報システム対応のための補助金の追加のほか、住宅手当緊急特別措置事業と自立支援プログラム実施推進事業に係る補助金の県補助金への振りかえによる減額でございます。 次に、節4老人福祉費補助金1地域介護・福祉空間整備等交付金1584万円は、新規計上で、既存の民間グループホーム2カ所と松阪市の「グループホームいいたか」のスプリンクラー設備整備に係るものでございます。 続きまして、目4農林水産業費国庫補助金1美しい森林づくり基盤整備交付金2021万4000円の減額につきましては、高齢林整備間伐に係る補助金が市経由から事業者への直接交付に変更になったこと、また森林環境創造事業に係る補助金の減額によるものでございます。 目5土木費国庫補助金、節1道路橋りょう費補助金、節2河川費補助金及び節3都市計画費補助金は、社会資本整備総合交付金の創設に伴い、従前の国土交通省所管の補助金・交付金を組み替えるものでございます。 12ページ、13ページをお願いいたします。節4住宅費補助金443万円の追加は、社会資本整備総合交付金の創設に伴う組み替えと、市営住宅の地上デジタル放送移行対策に係る交付金の追加でございます。 項3国庫委託金、目4衛生費国庫委託金1がん検診受診促進企業連携事業委託金52万4000円は、新規計上で、住民のがん検診受診を促進させる事業に係る委託金でございます。 続きまして、款16県支出金、項2県補助金、目2民生費県補助金、節1社会福祉費補助金の2緊急雇用創出基金事業市町等補助金272万円は、緊急雇用創出に係る新規計上で、第3期松阪市障がい者計画策定のためのアンケート調査集計業務委託に充てるものでございます。 同じく、節5生活保護費補助金1住宅手当緊急特別措置事業費補助金1743万3000円と、2生活保護受給者就労支援事業費補助金146万6000円は、新規計上で、国庫補助金からの振りかえによるものでございます。 続きまして、目3衛生費県補助金1新型インフルエンザワクチン接種助成費臨時補助金2322万5000円は、新規計上で、今季インフルエンザワクチン接種事業における低所得者に対する接種費用の助成に係る補助金でございます。 次に、目4農林水産業費県補助金、節1農業費補助金1ふるさと雇用再生特別基金事業市町等補助金140万円は、緊急雇用創出に係る新規計上でございまして、飯高地域におきまして、主にタケノコの商品化等、地域資源の活用を通じた雇用の創出と地域振興を図る事業に充てるものでございます。2農地制度実施円滑化事業費補助金392万2000円も新規計上で、現行の農地情報システムを改正農地法に対応したものに改修する経費に充てるものでございます。 節2林業費補助金の2高齢林整備間伐促進事業費補助金917万4000円の皆減は、補助金が市経由から事業者への直接交付に変更となったことによるものでございます。 14ページ、15ページをお願いいたします。節3水産業費補助金1ふるさと雇用再生特別基金事業市町等補助金151万7000円は、緊急雇用創出に係る新規計上でございまして、松阪アサリのブランド化や黒ノリのオーナー制度等を推進し、雇用の創出と水産業振興を図る事業に充てるものでございます。 目5商工費県補助金1がんばる商店街集客促進事業費補助金105万円は、新規計上で、事業採択によりまして駅前通り商店街振興組合が実施する「松阪えきまえ楽市」の事業推進に対する補助金に充てるものでございます。 項3県委託金、目5民生費県委託金1社会保障生計調査委託金16万6000円は、新規計上で、被保護世帯の家計収支の状況等の調査に係る委託金でございます。 続きまして、款18寄附金289万9000円の追加は、市民等からの御寄附19件分でございまして、うち3件の6万2000円がふるさと応援寄附金に係るものでございます。 款20繰越金3億6669万7000円の追加は、前年度繰越金の確定に伴い、予算未計上分の全額を計上させていただいたものでございます。 款21諸収入、項5雑入、目1雑入、節3民生費雑入の1介護保険事業法定負担金前年度精算金3025万8000円と、2国民健康保健事業特別会計返還金1369万4000円は、ともに新規計上でございまして、前年度繰出金の精算に伴う一般会計への返還でございます。 続きまして、節8土木費雑入の1損害賠償補償保険金108万8000円は、新規計上で、道路管理瑕疵に係る物損事故賠償金の保険金収入でございます。 款22市債1億8497万円の減額は、6ページの第3表地方債補正で御説明を申し上げたとおりでございます。 16ページ、17ページをお願い申し上げます。歳出でございますが、主なものについて御説明申し上げます。 款2総務費、項1総務管理費、目4人事管理費1公務災害補償費4万円は、新規事業で、廃棄物収集時の針刺し事故後の定期的検査に係る費用の計上でございます。 目10IT推進費1庁内OA化推進事業費84万6000円、2総務管理事務システム事業費75万6000円、及び3庁内ネットワーク管理事業費242万1000円の追加は、幼稚園等へ総務管理事務システムを導入するために、それぞれパソコン賃借料、ライセンス使用料、ネットワーク接続業務委託料等を追加するものでございます。 続きまして、目13地域振興局費2地域集会所管理事業費124万2000円は、新規事業で、主に高齢者の利用の多い津本集会所及び赤桶集会所の和式便器の一部を洋式に改修しようとするものでございます。 18ページ、19ページをお願いいたします。款3民生費、項1社会福祉費、目1社会福祉総務費の2国民健康保険事業特別会計繰出金429万3000円の追加は、繰出基準に基づくもので、国民健康保険事務費に係るものでございます。 目2身体障害者福祉費1(1)障害者実態調査集計業務委託事業費272万円は、緊急雇用に係る新規事業でございまして、第3期松阪市障がい者計画策定のためのアンケート調査集計業務を委託するものでございます。 20ページ、21ページをお願いいたします。項2老人福祉費、目1老人福祉総務費1老人保健事業特別会計繰出金497万8000円の減額につきましては、当該特別会計の財源調整によるものでございます。同じく、2介護保険事業特別会計繰出金675万円の追加につきましては、介護給付費のうち、高額医療合算介護サービス費の増に伴う法定繰出金の追加でございます。同じく、3(1)緊急通報装置貸与事業費1235万8000円の減額は、契約額の確定によるものでございます。4(1)公的介護施設等整備費補助金981万円につきましては、新規事業でございまして、既存のグループホーム2カ所のスプリンクラー設備整備に係る補助金でございます。同じく、(2)グループホームいいたか施設整備事業費736万2000円も新規事業で、スプリンクラー設備整備に係る経費等でございます。 22ページ、23ページをお願いいたします。項3児童福祉費、目1児童福祉総務費1児童手当支給事業費800万円の追加につきましては、対象児童数の増によるものでございます。2放課後児童クラブ活動事業費705万3000円の追加は、補助基準要件の改定等に伴う事業運営委託料の追加によるものでございます。 続きまして、目2私立保育園費1私立保育園管理運営事業費補助金419万8000円、2私立保育園障がい児保育事業費補助金1766万4000円、3私立保育園低年齢児保育推進事業費補助金330万7000円の追加は、ともに対象児童数の増によるものでございます。 続きまして、目4母子福祉費1高等技能訓練促進事業費378万2000円の追加は、支給対象者数の増によるものでございます。 24ページ、25ページをお願いいたします。項4生活保護費、目1生活保護総務費1生活保護適正実施推進事業費106万2000円の追加は、レセプト情報システム対応機器購入費等に係るものでございます。 26ページ、27ページをお願いいたします。款4衛生費、項1保健衛生費、目4火葬場墓地費の1納骨堂改修事業費396万9000円は、新規事業で、老朽化し雨漏りの著しい納骨堂の屋根等を改修するものでございます。 目5予防費1予防接種事業費は、予防接種法等の改正に基づく新たな臨時接種に先立ち、新型インフルエンザワクチン接種事業における低所得者に対する接種費用の助成を10月1日から開始するための事業費の組み替えでございます。 続きまして、目7健康増進事業費1健康診査事業費39万8000円の追加は、がん検診の受診を促すために、地元企業の協力を得て乳がん・子宮頸がん検診啓発を行うとともに、10月のピンクリボン月間にベルファームでの収穫祭に合わせ、乳がん・子宮頸がん検診の啓発事業を行うための経費でございます。 目12水道費1簡易水道事業特別会計繰出金856万4000円の追加は、主に工事費等の追加によるものでございます。 28ページ、29ページをお願いいたします。款5労働費、項1労働諸費、目1労働諸費1元気まつさか就職面接会開催事業費27万1000円は、新規事業でございまして、松阪管内の求職者の就職状況等、雇用環境が依然として厳しいことから、松阪公共職業安定所とのタイアップにより、若年者から中高年者を対象とした就職面接会を開催するもので、その会場借上料でございます。 30ページ、31ページをお願いいたします。款6農林水産業費、項1農業費、目1農業委員会費の1農地情報システム改修事業費392万2000円は、新規事業で、現行の農地情報システムを改正農地法に対応したものに改修しようとするものでございます。 続きまして、目3農業振興費1飯高地域山村資源活用事業費140万円は、緊急雇用に係る新規事業でございまして、主にタケノコの商品化等、地域資源の活用を通じた雇用の創出と地域振興を図るものでございます。 目7農業施設費2飯高地域資源活用交流施設整備事業費690万円の追加につきましては、飯高駅周辺の環境整備として、駐車場舗装とフェンス設置工事を行おうとするものでございます。 目10湛水防除施設費1湛水防除施設管理事業費350万円の追加は、鵲排水機場除じん機の緊急修繕に係るものでございます。 32ページ、33ページをお願いいたします。項2林業費、目2林業振興費2高齢林整備間伐促進事業補助金2228万円の皆減につきましては、補助金が市経由から事業者への直接交付に変更になったことによるものでございます。 34ページ、35ページをお願いいたします。項3水産業費、目2水産業振興費1水産物生産振興対策事業費151万7000円は、緊急雇用に係る新規事業でございまして、松阪アサリのブランド化や黒ノリのオーナー制度等を推進し、雇用の創出と水産業振興を図るものでございます。 36ページ、37ページをお願いいたします。款7商工費、項1商工費、目2商工振興費1がんばる商店街集客促進事業費補助金105万円は、新規事業でございまして、商店街の活性化事業として駅前通り商店街振興組合が実施する「松阪えきまえ楽市」に対し、県補助金の活用により事業の推進を図るものでございます。 続きまして、目4観光費1飯高ホテルスメール関連施設整備事業費271万5000円の追加につきましては、レストラン棟空調機の緊急修繕に係るものでございます。 目5産業立地費1企業立地等促進奨励金420万円の減額につきましては、5ページの第2表で御説明を申し上げましたとおり、用地取得後2年以内に松阪中核工業団地西地区に工場を新設することが見込めなくなったことによる奨励金の減額でございます。 38ページ、39ページをお願いいたします。款8土木費、項2道路橋りょう費、目1道路橋りょう総務費1交通事故賠償金108万8000円の追加につきましては、今定例会の報告第14号及び第15号で御報告を申し上げます道路管理瑕疵による交通事故賠償金2件に係るものでございます。まことに申しわけなく、おわびを申し上げます。今後さらなる安全管理に努めるべく、周知徹底を図ってまいりたく存じますので、何とぞ御理解を賜りますようお願い申し上げます。 42ページ、43ページをお願いいたします。項5都市計画費、目4公園管理費1都市公園維持管理事業費26万3000円の追加は、遊具点検の結果による緊急修繕の増等による修繕料の追加で、修繕箇所として14件を追加させていただくものでございます。 44ページ、45ページをお願いいたします。項6住宅費、目1住宅管理費1市営住宅等地上デジタル放送移行対策事業費1092万1000円の追加は、これまで行ってまいりました調査結果に基づきまして、市営住宅等の地上デジタル放送対応共聴アンテナ21カ所の改修工事費等でございます。 46ページ、47ページをお願いいたします。款9項1消防費、目1常備消防費1松阪地区広域消防組合分担金700万2000円の減額は、松阪地区広域消防組合会計の前年度繰越金の確定によるものでございます。 款10教育費の説明に入ります前に、52ページ、53ページの款11災害復旧費をお願いいたします。教育費につきましては、後ほど教育長から御説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 項2公共土木施設災害復旧費、目1道路橋りょう災害復旧費1道路橋りょう災害復旧事業費114万1000円の追加は、市単独復旧事業に係る市道岩内与原線ほか2路線の崩落土撤去工事費等でございます。 54ページ、55ページをお願いいたします。款14諸支出金、項1基金費、目1財政調整基金費の1財政調整基金積立金2億9400万円は、地方財政法第7条第1項に基づきまして、前年度繰越金5億8629万2000円の2分の1を下らない額を積み立てるものでございます。なお、補正後の平成22年度末財政調整基金の残高見込額は、70億9200万円余でございます。 以上、款10教育費を除く説明とさせていただきます。 なお、56ページ以降の補正調書につきましては、説明を省略させていただきますので、御了承をお願い申し上げます。 その他事業の補正内容につきましては、お手元にお配りいたしております補正予算説明資料のとおりでございますので、何とぞよろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。     〔副市長 中川 昇君降壇〕 ○議長(田中力君) 説明の途中でございますが、休憩をいたします。午前11時10分、再開をいたします。                         午前11時0分休憩                         午前11時10分開議 ○議長(田中力君) 休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 引き続き、提案理由の説明を求めます。     〔教育長 小林壽一君登壇〕 ◎教育長(小林壽一君) 教育費につきまして主なものを御説明申し上げます。 予算書48ページ、49ページをお願いいたします。款10教育費は、補正前の額が52億7727万9000円で、今回532万8000円をお願いするものでございます。 それでは、御説明を申し上げます。 項1教育総務費、目2事務局費の1バスセンター運営事業費15万6000円は、スクールバス定期点検等の修繕料等の追加でございます。2スクールバス運営事業費52万円は、冬用タイヤの取りかえ修繕料の追加でございます。 目3教育指導費、1教育指導事業費の(1)学力アドバンス事業費11万円の減額は、県委託事業の内示による講師謝礼金等の減でございます。 目4子ども支援研究センター費1子ども支援研究センター管理運営事業費34万7000円は、非常警報設備不良に伴う防災アンプ非常電源ユニット等の取りかえ修繕料の追加でございます。 50ページ、51ページをお願いします。項3中学校費、目1学校管理費1多気中学校分担金441万5000円は、学校給食センターボイラー緊急改修工事等による分担金の追加でございます。 以上、簡単でございますが、教育費の説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。     〔教育長 小林壽一君降壇〕 △日程第3 議案第90号 平成22年度松阪市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 日程第4 議案第91号 平成22年度松阪市老人保健事業特別会計補正予算(第1号) 日程第5 議案第92号 平成22年度松阪市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 日程第6 議案第93号 平成22年度松阪市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号) ○議長(田中力君) 続きまして、日程第3 議案第90号平成22年度松阪市国民健康保険事業特別会計補正予算第1号、日程第4 議案第91号平成22年度松阪市老人保健事業特別会計補正予算第1号、日程第5 議案第92号平成22年度松阪市介護保険事業特別会計補正予算第1号、日程第6 議案第93号平成22年度松阪市簡易水道事業特別会計補正予算第2号、以上議案4件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔副市長 中川 昇君登壇〕 ◎副市長(中川昇君) ただいま上程されました議案第90号平成22年度松阪市国民健康保険事業特別会計補正予算第1号について御説明を申し上げます。 特別会計補正予算書の1ページをお願いいたします。第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、今回の補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1798万6000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ168億126万1000円とさせていただくものでございます。 8ページ、9ページをお願いいたします。歳入でございますが、款9繰入金429万3000円の追加は、繰出基準に基づくもので、国民健康保険事務費に係る一般会計繰入金でございます。 款10繰越金、項1繰越金、目2その他繰越金1369万3000円の追加は、平成21年度の決算見込みの中での、今回の補正に伴う療養給付費以外の財源調整でございます。 10ページ、11ページをお願いいたします。歳出でございますが、款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費1一般管理経費429万3000円の追加は、国民健康保険法施行令の改正によりまして、倒産や解雇などによります自己の責務によらず離職した方の国民健康保険税の軽減措置及び高額療養費に係る所得判定システムの改修に係るものでございます。 12ページ、13ページをお願いいたします。款10諸支出金、項1償還金及び還付加算金、目4返還金1過年度分返還金等1369万3000円の追加は、平成21年度事務費、出産育児一時金に係る経費、及び一般住民を対象とする保健事業に係ります経費の精算に伴う法定繰出金の返還金でございます。 以上、平成22年度松阪市国民健康保険事業特別会計補正予算第1号の説明とさせていただきます。 続きまして、議案第91号平成22年度松阪市老人保健事業特別会計補正予算第1号の説明をさせていただきますので、15ページをお願いいたします。 第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、今回の補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ34万3000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ660万7000円とさせていただくものでございます。 22ページ、23ページをお願いいたします。歳入でございますが、款1繰入金、項1一般会計繰入金、目1一般会計繰入金497万8000円の減額につきましては、今回の補正予算に伴う財源調整でございます。 款2繰越金、項1繰越金、目1繰越金498万6000円の追加は、前年度繰越金の確定に伴いまして、予算未計上分全額を計上させていただくものでございます。 続きまして、款3諸収入、項1雑入、目1雑入の1老人医療現物給付費返還金16万4000円は、新規計上で、レセプト過誤返戻によるもので、現時点での実績によるものでございます。 次に、款4支払基金交付金、項1支払基金交付金、目1審査支払手数料交付金1000円、款5国庫支出金、項1国庫負担金、目1医療費国庫負担金13万6000円、及び款6県支出金、項1県負担金、目1医療費県負担金3万4000円は、ともに新規計上で、過年度の精算によるものでございます。 24ページ、25ページをお願いいたします。歳出でございますが、款3諸支出金、項1償還金、目1償還金1過年度分返還金34万3000円の追加は、過年度の医療費に係る交付金の精算によるものでございます。 以上、平成22年度松阪市老人保健事業特別会計補正予算第1号の説明とさせていただきます。 続きまして、27ページをお願いいたします。議案第92号平成22年度松阪市介護保険事業特別会計補正予算第1号の説明をさせていただきます。 第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、今回の補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3223万3000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ130億2277万8000円とさせていただくものでございます。 34ページ、35ページをお願いいたします。歳入でございますが、款3国庫支出金、項1国庫負担金、目1介護給付費負担金3008万7000円の追加は、高額医療合算介護サービス費の増に伴う現年度分収入1080万円と、平成21年度介護給付費の精算に伴う過年度分収入1928万7000円でございます。 項2国庫補助金、目1調整交付金349万4000円の追加、款4支払基金交付金、項1支払基金交付金、目1介護給付費交付金1620万円の追加、款5県支出金、項1県負担金、目1介護給付費負担金675万円の追加、及び款7繰入金、項1一般会計繰入金、目1介護給付費繰入金675万円の追加は、いずれも高額医療合算介護サービス費の増に伴うものでございます。 次に、項2基金繰入金、目1介護保険給付費支払準備基金繰入金1928万7000円の減額につきましては、さきに御説明を申し上げました平成21年度介護給付費の精算に伴う国庫負担金過年度分収入との振りかえによるものでございます。 続きまして、款8繰越金8823万9000円は、平成21年度の決算見込みの中での今回の補正に伴う財源調整でございます。 36ページ、37ページをお願いいたします。歳出でございますが、款1総務費、項1総務管理費、目2連合会負担金15万3000円の追加は、第三者行為損害賠償求償額の増によるものでございます。 46ページ、47ページをお願いいたします。款2保険給付費、項5高額医療合算介護サービス等費、目1高額医療合算介護サービス費5400万円の追加は、昨年の8月から申請受け付けが始まった高額医療・高額介護合算療養費制度について、昨年度に行った受給者への勧奨手続き等によりまして、今年度での支払い額が当初見込みを大きく上回ったことによるものでございます。 50ページ、51ページをお願いいたします。款6諸支出金、項1償還金及び還付加算金、目1第1号被保険者保険料還付金135万1000円の追加は、過年度の保険料還付金でございます。 続きまして、目2償還金の1過年度分償還金等7672万9000円の追加は、平成21年度保険給付費負担金及び地域支援事業交付金の精算に伴う法定負担金等の返還金でございます。 以上、介護保険事業特別会計補正予算第1号の説明とさせていただきます。 続きまして、53ページをお願いいたします。議案第93号平成22年度松阪市簡易水道事業特別会計補正予算第2号について御説明を申し上げます。 第1条の歳入歳出予算の補正でございますが、今回の補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1137万6000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億5196万3000円とさせていただくものでございます。 60ページ、61ページをお願いいたします。歳入でございますが、款4繰入金856万4000円の追加は、今回の補正予算に伴う財源調整として、一般会計繰入金を追加させていただくものでございます。 款5繰越金281万2000円の追加は、前年度繰越金の確定に伴いまして、予算未計上分の全額を計上させていただくものでございます。 62ページ、63ページをお願いいたします。歳出でございますが、款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費の1飯高簡易水道一般経費98万5000円の追加は、消費税額の確定によるものでございます。 64ページ、65ページをお願いいたします。款2事業費、項2建設改良費、目1簡易水道整備費の1飯高簡易水道整備事業費1039万1000円の追加は、主に一般国道166号線粟野橋上部工工事に伴う水道管添架工事費等でございます。 以上で特別会計予算の説明を終わらせていただきますが、何とぞよろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。     〔副市長 中川 昇君降壇〕 △日程第7 議案第94号 平成22年度松阪市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第8 議案第95号 平成22年度松阪市公共下水道事業会計補正予算(第2号) ○議長(田中力君) 続きまして、日程第7 議案第94号平成22年度松阪市水道事業会計補正予算第2号、日程第8 議案第95号平成22年度松阪市公共下水道事業会計補正予算第2号、議案2件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔上下水道事業管理者 松尾茂生君登壇〕 ◎上下水道事業管理者(松尾茂生君) ただいま上程されました議案2件について御説明申し上げます。 まず、議案第94号平成22年度松阪市水道事業会計補正予算第2号について御説明申し上げます。 今回の補正の主なものは、収益的収支における受託工事費の増と、資本的支出のうち建設改良費の配水管布設がえ工事の追加などでございます。 1ページをお願いします。予算第2条に定めました業務の予定量におきまして、(4)建設改良事業で4600万円を追加し、13億487万4000円とするものでございます。 次に、予算第3条に定めました収益的収入及び支出でございますが、収入において第1款水道事業収益を714万円追加し、40億3031万6000円とし、支出において第1款水道事業費を714万3000円追加し、38億7880万3000円とするものでございます。 2ページをお願いします。予算第4条資本的収入及び支出でございますが、補正後の資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額10億8943万7000円は過年度分損益勘定留保資金7億8528万1000円、当年度損益勘定留保資金2億4639万4000円及び当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額5776万2000円で補てんするものに改めさせていただくもので、支出で第1款資本的支出を4600万円追加し、18億893万2000円とするものでございます。 5ページをお願いいたします。予算基礎資料に基づきまして、主なものを御説明申し上げます。 収益的収入及び支出でございますが、収入で営業収益の受託工事収益714万円の追加につきましては、県の農業用管水路布設がえ工事に伴う配水管布設がえの受託工事収益の増でございます。 支出でございますが、受託工事費600万円の増は、先ほどの受託工事収益に係る工事請負費でございます。 総係費の114万3000円の追加は、企業債管理システムに関する業務の委託料と、組織統合によります事務所の配置がえの修繕費を計上しております。 次に、資本的支出の配水及び給水施設費の1億800万円の追加補正でございますが、老朽管更新事業の設計業務委託を行うものと、下水道整備に伴う配水管布設がえ工事等の追加でございます。また、石綿管布設替費6200万円の減額につきましては、下水道事業との調整の結果、施工を次年度に行うものとした工事費の減額でございます。 以上でございますが、付属資料の説明は省略をさせていただきます。 続きまして、議案第95号平成22年度松阪市公共下水道事業会計補正予算第2号について御説明を申し上げます。 今回の補正につきましては、収益的収支における工事の受託に係るものが主なものでございます。 7ページをお願いします。予算第2条に定めました業務の予定量におきまして、(4)主要な建設改良事業の管渠布設費で80万円の追加をさせていただくものでございます。 次に、予算第3条に定めました収益的収入及び支出でございますが、収入において第1款下水道事業収益を700万円追加し、32億2564万円とし、支出において第1款下水道事業費用を746万5000円追加し、32億9112万1000円とするものでございます。 次に、予算第4条資本的収入及び支出でございますが、補正後の資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額14億976万4000円は、過年度分損益勘定留保資金6億775万2000円、当年度分損益勘定留保資金7億2151万6000円及び当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額8049万6000円で補てんするものに改めさせていただくもので、支出において第1款資本的支出を80万円追加し、45億9264万7000円とさせていただくものでございます。 続きまして、11ページをお願いします。補正予算基礎資料に基づきまして、主なものを御説明申し上げます。 収益的収入及び支出でございますが、収入で営業収益の受託事業収益700万円につきましては、県道の歩道改良工事を同時施工するための受託事業収益でございます。 支出でございますが、営業費用の総係費につきましては、先ほど水道事業会計のほうでも申し上げましたが、事務所の配置がえによる修繕費をそれぞれ折半いたしております。 受託事業費660万円は、先ほどの受託工事に係る工事請負費でございます。 資本的収入及び支出でございますが、支出で建設改良費の80万円の追加は、宮町雨水幹線管渠工事の土地購入に係る登記及び不動産鑑定手数料の追加でございます。 以上簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。     〔上下水道事業管理者 松尾茂生君降壇〕 △日程第9 議案第96号 松阪市農業委員会委員の選挙区及び各選挙区において選挙すべき委員の数に関する条例の一部改正について ○議長(田中力君) 続きまして、日程第9 議案第96号松阪市農業委員会委員の選挙区及び各選挙区において選挙すべき委員の数に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔農林水産部長 山口天司君登壇〕 ◎農林水産部長(山口天司君) ただいま上程されました議案第96号松阪市農業委員会委員の選挙区及び各選挙区において選挙すべき委員の数に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。 議案書の5ページ、6ページをお願いいたします。 今回の改正は、農業委員会選挙人名簿に基づき、選挙区及び各選挙区において選挙すべき委員の数の見直しを実施したところ、条例の一部改正の必要が生じたため、提案するものでございます。 まず、松阪市農業委員会委員の選挙区のうち本庁管内の宇気郷、阿坂、伊勢寺、松ヶ崎地区で構成されている第1選挙区に入っております嬉野小原町と嬉野上小川町を嬉野振興局管内で構成されております第6選挙区に編入するものです。 また、農業委員会委員選挙人名簿に基づき各選挙区において選挙すべき委員の数の見直しを行った結果、選挙人名簿の有権者数が減少している第3選挙区(本庁管内の旧市街、東、神戸、徳和、松江、港地区)の委員の数を1人減の4人に、嬉野小原町と嬉野上小川町の編入により有権者数が増加した第6選挙区(嬉野振興局管内)の委員の数を1人増の6人に改めるものでございます。 また、農地面積、基準農業者数ともそれぞれ単独では、農業委員会等に関する法律施行令第5条に規定されている選挙区の基準を満たせなくなってきている第8選挙区(飯南振興局管内)及び第9選挙区(飯高振興局管内)を統合して第8選挙区(飯南・飯高振興局管内)とし、委員の数を、改正前に両選挙区ともそれぞれ3人であったものを、選挙人名簿の有権者数に基づき算出した結果、6人とするものでございます。 なお、本案は平成22年7月22日に開催されました松阪市農業委員会定期総会において、御承認をいただいております。 附則としまして、この条例は、平成23年1月1日から施行することとさせていただき、この条例の規定は、施行の日以後最初に行われる農業委員会の選挙による委員の一般選挙から適用させていただくものです。 以上簡単な説明ですが、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。     〔農林水産部長 山口天司君降壇〕 △日程第10 議案第97号 松阪市過疎地域自立促進計画について ○議長(田中力君) 続きまして、日程第10 議案第97号松阪市過疎地域自立促進計画についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔市政戦略部長 小牧豊文君登壇〕 ◎市政戦略部長(小牧豊文君) 恐れ入りますけれども、議案説明をさせていただく前に、計画書の一部に誤りがございましたので、訂正をさせていただきたく存じます。訂正箇所は40ページでございます。お手元にお配りさせていただきました正誤表のとおり、小中学校児童数・学級数を示す一覧表の※書きの2行目後半でございますが、「波瀬小学校は平成20年度から校名変更」を、「香肌小学校は平成20年度から校名変更」に訂正をお願いするものでございます。まことに申しわけございませんでした。謹んでおわび申し上げます。 それでは、上程されました議案第97号松阪市過疎地域自立促進計画につきまして御説明を申し上げます。 この過疎対策につきましては、昭和45年に過疎地域対策緊急措置法が10年間の時限立法として制定されて以来、昭和55年に過疎地域振興特別措置法、平成2年に過疎地域活性化特別措置法、そして平成12年には過疎地域自立促進特別措置法が平成22年3月31日までを期限として制定されてきたところでございます。 今回、過疎地域自立促進特別措置法の一部を改正する法律が平成22年4月1日に施行されたことに伴いまして、同法の失効期限が6年間延長され平成28年3月31日を期限とされたところでございます。松阪市における過疎地域は過疎地域自立促進特別措置法第33条第2項の規定によりまして、引き続き、旧飯南町及び旧飯高町を過疎地域とみなすとされているところでございます。 今回の法改正の概要を簡単に申し上げますと、主に3点ございます。1点目に、平成17年国勢調査の結果に基づく過疎地域の要件が追加されているところでございます。これによりまして、三重県では尾鷲市、鳥羽市が新たに過疎地域として指定され、5市4町の9自治体が過疎地域とされているところでございます。2点目には、地方分権改革を推進する観点から、過疎地域自立促進計画の策定に係る義務づけが廃止されておるところでございます。3点目には、過疎地域自立促進のための特別措置が拡充されております。まず、過疎対策事業債の対象が追加され、認定こども園や図書館、自然エネルギーを利用するための施設が新たに追加されるとともに、小中学校の校舎等の整備について統合要件が撤廃されておるところでございます。また、ソフト事業につきましても、地域医療の確保、住民の日常的な移動のための交通手段の確保、集落の維持及び活性化など、住民が将来にわたり安全に安心して暮らすことのできる地域社会を実現するため、特別に地方債を財源として行うことが必要と認められる事業につきましても過疎対策事業債の対象とされているところでございます。 それでは、この計画書をごらんいただきたいと思います。48ページに及んでおりますけれども、その主な内容について御説明をさせていただきます。 まず、目次でございます。1基本的な事項から10その他地域の自立促進に関し必要な事項まで、10項目に分けてございます。1基本的な事項につきましては、市の概況、人口及び産業の推移と動向、市行財政の状況、地域の自立促進の基本方針、計画期間について記述しております。また、2産業の振興から10その他地域の自立促進に必要な事項までにつきましては、それぞれ施策の現況と問題点、その対策、事業計画に区分して記述しております。なお、これらの分類につきましては、法により定められた基準によるものでございます。 それでは、1ページをお願いします。まず、基本的な事項といたしまして、(1)松阪市の概況でございます。松阪市の位置、面積、気候、合併の状況などを記述しております。また、飯南管内、飯高管内における地域の自然的、歴史的、社会的、経済的諸条件の概要、また地域における過疎の状況、社会経済的発展の方向を示しておるところでございます。 松阪市は、平成17年1月1日に旧1市4町が合併して誕生したところでございますけれども、このうち過疎地域であります飯南・飯高管内の人口は、平成17年国勢調査で1万802人で、市域の人口に対して6.4%でございます。過疎地域の面積は317.27平方キロメートルで、総面積の50.9%を占めているところでございます。 飯南管内におきましては、これまでに道路整備や林道の整備、眼科診療所の設置、地域集会所の整備、交流施設としてリバーサイド茶倉や富士見ヶ原、茶業伝承館、産業文化センター、道の駅茶倉駅などの整備、情報通信施設としてケーブルテレビの導入や移動通信用鉄塔の整備、人口減少に伴う統合中学校や統合保育園の建設などを進め、地域の生活環境や福祉、教育環境の整備を進めてきたところでございます。 また、飯高管内におきましては、道路整備や林道整備のほか、福祉施設として飯高老人福祉センター、飯高保健センター、高齢者生活福祉センターの建設、産業振興のための飯高林業総合センター、農産物加工施設、道の駅飯高駅などの整備、交流施設としてホテルスメール、グリーンライフ山林舎などの整備、情報通信施設としてケーブルテレビの導入や移動通信用鉄塔の整備などを行ってきたところでございます。 両管内とも人口の減少が進むとともに、耕作放棄地の増加や後継者不足などの課題を有しておりまして、その対策が一層求められておるところでございます。また、管内の道路網は関西方面と伊勢志摩方面を結ぶ交通の要衝であり、交流人口の増加に大きな期待が寄せられており、今後は地域資源を生かした産業の振興や観光交流を進めていく必要があると考えているところでございます。 次に、7ページをお願いしたいと思います。(3)市行財政の状況でございますが、ここでは旧飯南町、旧飯高町の財政状況を記述しておるところでございます。 次に、9ページをお願いいたします。(4)地域の自立促進の基本方針でございますが、飯南管内における基本方向といたしましては、自然や歴史・文化的資源を生かした交流と連携を進めていくこととしておりまして、①豊かな自然環境や歴史・文化的資源を活用した交流と連携による地域振興を初めといたしまして、地域資源を活用した産業振興、遊休農地の活用、地域住民の生活交通の確保、森林の団地化集約施業の促進、保健医療福祉サービスの充実の6項目の施策を推進しようとするものでございます。 また、10ページには飯高管内における基本方向を示しておりますけれども、豊かな自然環境を生かした地域産業の活性化や、他の地域との交流と連携を進めていくことといたしまして、①豊かな自然環境や文化的資源を活用した観光と交流によるまちづくりを初めとして、地域の特産品を生かした産業振興、遊休農地の活用、地域住民の生活交通の確保、森林の団地化集約施業の促進、統廃合小学校等の跡地利用の促進の6項目の施策を推進しようとするものでございます。 なお、(5)計画の期間でございますが、この計画は平成22年4月1日から平成28年3月31日までの6カ年とするものでございます。 続きまして、2産業の振興についてでございますけれども、11ページから19ページにかけまして、基盤整備として農業・林業・水産業、経営近代化施設、地場産業の振興、商業、観光・レクリエーションについて、現況と問題点、その対策、事業計画を示しておるところでございます。 まず、基盤整備の農業でございますが、耕作放棄地の発生を未然に防止するため、鳥獣害対策を進めるとともに、農作業受託組織の育成や遊休農地の活用を促進していくことにしております。 12ページをお願いいたします。林業につきましては、持続可能な森林経営の推進、木材自給率の向上、環境保全のため、林道整備を進めるとともに施業の集約化、地域材のブランド化、針葉樹広葉樹混交林の造成などを進めてまいりたいと考えております。 水産業につきましては、アユやアマゴ釣りなど、川との触れ合いを中心とした観光事業を推進していきます。 また、経営近代化施設でございますが、特に飯南管内におきましては、基幹作物であります茶の生産コストの縮減等を図るため、高生産性機械の導入を図ってまいりたいと考えております。 次に、14ページ、地場産業の振興についてでございますけれども、地域資源を生かした特産品の開発や需要の拡大を目指してまいります。また、木材利用の拡大のため、林地残材として未活用の間伐材を搬出間伐へと転換していきたいと考えております。 次に、商業でございますが、特に飯高管内において、道の駅飯高駅に訪れる方のニーズに合わせた商品開発を進め、需要の拡大を目指してまいります。 また、観光・レクリエーションでございますが、森林と渓谷などの自然環境を活用した誘客を図り、地場産業などと連携した観光交流事業を進めてまいります。 なお、産業の振興に係る具体的な事業計画につきましては、18ページから19ページに掲載しておりますので、また後ほど見ていただくとして、説明は省略させていただきます。 続きまして、20ページから25ページにかけましては、3交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進を示しておりますが、ここでは、市道、林道、電気通信施設等情報化のための施設、自動車等について、現況と問題点、その対策、そして事業計画を示しております。 まず、市道でございますが、幅員の狭い区間の早期改良を進めるとともに、橋梁については、耐震補強工事等を進めてまいります。 次に、林道でございますが、林道の開設や改良等の基盤整備を進めてまいります。 また、電気通信施設等情報化のための施設でございますが、ケーブルテレビシステムのデジタルハイビジョン化への対応や防災行政無線の整備等を行ってまいります。 また、自動車等についてでございますが、地域住民の生活交通の充実を目指してまいります。 続きまして、地域間交流の推進でございますが、飯南管内の茶倉駅やリバーサイド茶倉を体験型の交流施設として、また飯高管内のホテルスメールを滞在型の交流施設として、それぞれを飯高駅などの観光施設と連携しながら地域間交流を進めてまいります。具体的な事業計画につきましては、23ページから25ページに掲載しております。 26ページをお願いいたします。4生活環境の整備でございますが、ここでは、26ページから31ページにかけまして、水道施設、下水処理施設、廃棄物処理施設、消防施設、その他に区分いたしまして、現況と問題点、その対策、事業計画を記述しております。 まず、水道施設でございますが、飯南管内におきましては、上水道施設の更新や耐震化を進め、飯高管内におきましては、簡易水道施設の統合化を促進し、安定的で安全な水の供給に努めてまいります。 次に、下水処理施設でございますが、全地域において高度処理型浄化槽の設置を進め、水質改善を図ってまいります。 次に、廃棄物処理施設でございますが、飯南・飯高管内から排出される一般廃棄物は、香肌奥伊勢資源化広域連合でそのほとんどがRDF化処理されております。地域住民にごみゼロ社会への啓発を行い、資源化と排出量の削減に努めていきます。なお、平成29年度以降のRDF焼却・発電事業のあり方については、現在、三重県RDF運営協議会により、関係市町と県が協議しているところであり、その検討状況を勘案しながらRDF化の今後のごみ処理について検討を重ねてまいりたいと考えております。 次に、消防施設でございますが、消防団員と飯南・飯高分署の連携を密にして、消防活動の強化と住民への啓発活動を行うとともに、消防機械器具や小型動力ポンプ付積載車等を更新してまいりたいと考えております。 次に、その他でございますが、河川や排水路の整備を行うとともに、防災対策として、木造住宅の耐震診断や家具の転倒防止などの啓発や自主防災組織の結成促進に努めていきます。 生活環境の整備についての具体的な事業計画は、30、31ページに掲載しております。 次に、32ページをお願いいたします。5高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進でございますが、ここでは、32ページから36ページにかけまして、高齢者福祉施設、介護老人保健施設、児童福祉施設、その他と区分いたしまして、現況と問題点、その対策、事業計画を記述しているところでございます。 まず、高齢者福祉施設でございますけれども、住みなれた地域で安心して生活できるような体制づくりを進め、福祉支援の充実や地域の支え合いを推進していくものでございます。 次に、介護老人保健施設でございますが、既存の施設で行っている介護サービスなどを引き続き行っていき、充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、児童福祉施設でございますが、家庭や地域における児童健全育成対策の強化や、子育て支援センターなどで児童の健全な育成を図ってまいります。 次に、その他といたしまして、障がいをお持ちの方々が住みなれた地域で安心して生活ができるよう、関係機関と連携しさまざまな生活支援を行っていくとともに、高齢者の生活支援として、日常の買い物支援対策なども図ってまいりたいと思っております。具体的な事業計画につきましては、36ページに掲載しております。 37ページをお願いいたします。6医療の確保でございますが、ここでは、37、38ページに、診療施設、特定診療科に係る診療施設について、また現況と問題点、その対策、事業計画を記述しております。 まず、診療施設についてでございますが、現在、飯南・飯高管内では、診療所7施設、歯科診療所2施設、公設眼科診療所1施設と個人医院がございますが、急速な高齢化や慢性疾患を中心とした疾病構造の変化により、地域医療の重要性はますます高まっていることから、関係機関との連携を密にし、医療のネットワーク体制の整備を図ってまいります。また、疾病の早期発見と予防のための啓発や各種検診の受診率の向上のための啓発を進めてまいります。具体的な事業計画は38ページに掲載しております。 次に、39ページをお願いいたします。7教育の振興についてでございますが、39ページから42ページにかけて、学校教育関連施設、集会施設、体育施設等に区分し、現況と問題点、その対策、事業計画を記述しております。 まず、学校教育関連施設についてでございますが、過疎化や少子化による児童・生徒数の減少に伴い、特色ある教育活動の充実や、小中連携教育を推進するなどして地域の課題に対応してまいります。また、スクールバスの更新や老朽化した給食センターやバスセンターを整備してまいりたいと考えております。 次に、集会施設・体育施設等についてでございますけれども、飯南体育センターなどの老朽化施設の修繕を行ってまいります。具体的な事業計画は42ページに掲載しております。 次に、43ページをお願いいたします。8地域文化の振興等でございますが、ここでは、43、44ページにかけまして、地域文化振興施設等について、現況と問題点、その対策、事業計画を記述しております。 飯南管内におきましては、飯南産業文化センターを文化芸術活動や地域の交流拠点として位置づけ、地域の文化的活動を支援していくとともに、井尻粥見遺跡や茶業伝承館などと連携して地域文化の保存を図ってまいります。また、飯高管内におきましては、多くの文化財の保存・継承に努めるとともに、地域の文化的活動を支援してまいります。具体的な事業計画は、44ページに掲載しております。 45ページをお願いいたします。9集落の整備でございますが、ここでは、過疎地域集落再編整備について記述しております。 急激な少子高齢化の進展や若者の都市部への流出により、将来は集落の維持が十分に行われなくなる地域が出てくることが想定されます。過疎地域の集落再編整備といたしまして、若者定住促進住宅の整備とともに、空き家の調査を進め、その活用方法について検討してまいります。具体的な事業計画は、45ページに掲載しております。 46ページをお願いいたします。10その他地域の自立促進に関し必要な事項でございますが、両管内の急速な少子高齢化や人口流出などにより、地域活力の低下や地域コミュニティの機能の維持が問題となっているところでございます。これらの地域は豊かな自然環境に恵まれた地域でございます。地域が有するすぐれた資源を生かして、他の地域や都市との交流・連携を通じた地域の活性化が求められているところでございます。さらには、住民同士の連携やきずなを深め、安心して暮らせるまちづくりを行っていくため、住民協議会の設立や活動を支援していくとともに、山里の末来創造事業など行政と地域が連携した取り組みを一層進めていくものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。どうかよろしく御審議を賜りますようよろしくお願いいたします。     〔市政戦略部長 小牧豊文君降壇〕 ○議長(田中力君) 暫時休憩をいたします。午後1時30分、再開をいたします。                         午前11時55分休憩                         午後1時30分開議 ○議長(田中力君) 休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 △日程第11 議案第98号 財産の無償譲渡について ○議長(田中力君) 日程第11 議案第98号財産の無償譲渡についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔飯高地域振興局長 海住利彦君登壇〕 ◎飯高地域振興局長(海住利彦君) ただいま上程されました議案第98号財産の無償譲渡について御説明を申し上げます。 議案書8ページをお願いいたします。譲渡しようとする物件の土地の所在、地番、地目及び地積は、松阪市飯高町田引1361番地の宅地449.58平方メートルの物件でございます。登記簿上の所有者が大字田引となってございます。譲渡の相手方は、松阪市飯高町田引1299番地13、地縁団体である小田組、代表者佃和男でございます。このような大字名義物件の所有権につきましては、当該物件の所有権取得が明確となる書面が存在していない場合、昭和22年政令第15号第2条第2項により当該大字区域の属する市町村に帰属された財産でございます。しかしながら、今回の譲渡物件につきましては、戦前より薬師堂が建立されており、地域の人々のイベント行事等のコミュニティの場として活用されてまいりました。また、維持管理につきましては、市が関与した経過も一切なく、小田組固有の財産として扱われてきたものでございます。小田組が平成21年8月10日、当市より地縁による団体の設立認可を受けたことに伴い、本年7月1日、コミュニティの場として利活用を図りたい旨の譲渡要望書が提出されたことを受けまして、今後の同組の地域自治推進を図る意味からも当該財産の無償譲渡を行うものであります。 以上、議案の提案説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。     〔飯高地域振興局長 海住利彦君降壇〕 △日程第12 議案第99号 工事請負契約の締結について ○議長(田中力君) 続きまして、日程第12 議案第99号工事請負契約の締結についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔環境部長 橋本昭彦君登壇〕 ◎環境部長(橋本昭彦君) ただいま上程されました議案第99号工事請負契約の締結について御説明申し上げます。 松阪市町平尾町にあります第一清掃工場焼却施設解体後の跡地に資源化の促進等を図るための情報発信施設、松阪市リサイクルセンターの建設を行うものでございます。 今回の工事請負契約は、平成22年度、23年度の2カ年にわたる建築工事でございます。8月12日に入札を行いましたものでございます。 本工事契約の締結についての議案につきましては、議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条に規定する予定価格が1億5000万円以上の工事の請負に該当しますことから、本議会に提案させていただくものでございます。 議案書9ページから11ページをお願いいたします。 工事名は、松阪市リサイクルセンター新築工事でございます。契約の方法は、条件付き一般競争入札。契約の金額は、2億5176万7950円。契約の相手方は、松阪市高町450番地1、丸亀産業株式会社、代表取締役竹上亀代司でございます。 工期は、議決をいただきました日から平成23年11月15日まででございます。 入札年月日は、平成22年8月12日で、契約保証金は、2517万6795円でございます。 入札経緯と結果表は、記載のとおりでございます。 なお、入札参加者全社が最低制限価格を下回りましたことに伴いまして、松阪市建設工事入札事務取扱要綱第17条第2項の規定によりまして、仮契約をいたしましたものでございます。 以上、説明とさせていただきますので、よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。     〔環境部長 橋本昭彦君降壇〕 △日程第13 議案第100号 市道路線の認定について 日程第14 議案第101号 市道路線の廃止について 日程第15 議案第102号 市道路線の変更について ○議長(田中力君) 続きまして、日程第13 議案第100号市道路線の認定について、日程第14 議案第101号市道路線の廃止について、日程第15 議案第102号市道路線の変更について、以上議案3件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。     〔建設部長 杉山貴雄君登壇〕 ◎建設部長(杉山貴雄君) ただいま上程されました議案第100号市道路線の認定について、議案第101号市道路線の廃止について、議案第102号市道路線の変更について御説明をさせていただきます。 3議案につきましては、開発行為によるもの、圃場整備によるもの、国県の工事に伴うものが主なものでございます。 合併に伴い、道路台帳を整備するに当たりまして、今回路線数が多くなっております。これにつきましては、合併後、平成18年度から平成20年度の3カ年にかけまして、道路台帳の統合作業とあわせデジタル化を実施して完了してまいりました。しかし、この間の通常の補正業務ができなかったことから、順次整理をさせていただきまして、本庁、三雲、飯南管内につきましては、昨年度中に整理をさせていただきました。今回は、残っております嬉野、飯高の整理、それとあわせまして、通常の変更をさせていただくものでございます。 初めに、議案第100号市道路線の認定について、議案書の12ページをお願いいたします。 道路法第8条第1項の規定に基づきまして、27路線を認定しようとするもので、同条第2項の規定により提案をさせていただくものでございます。 新しく認定しようとする路線につきましては、参考資料の1の図面をごらんください。路線番号19-233の石津門ノ前1号線、そして19-234の石津門ノ前2号線につきましては、開発行為により建設された道路でございます。 次に、資料2をごらんください。19-236高町藪屋5号線、19-237下池田4号線も同様に、開発行為によりまして建設された道路で、新しく認定しようとするものでございます。 以下、資料で水色にて図示いたしました路線が開発行為によるもの、圃場整備事業、道路改良や河川工事等に伴いまして、全部で新しく27路線を認定するものでございます。 続きまして、議案第101号市道路線の廃止について御説明をさせていただきます。議案書15ページをお願いいたします。 道路法第10条第1項の規定に基づきまして、9路線を廃止しようとするもので、同条第3項の規定により、提案させていただくものであります。 参考資料12の図面をお願いいたします。オレンジ色で図示しております路線でございまして、路線番号2092菊楽池西線は、圃場整備に伴って消失した道路でございます。同様に、資料13の2052森本中4号線も圃場整備により消失した道路でございます。 このように以下、オレンジ色で図示しました路線が圃場整備、道路改良工事、区画整理事業等で消失、不要となりました路線でございます。このことによりまして、9路線を廃止するものでございます。 続きまして、議案第102号市道路線の変更について御説明をさせていただきます。議案書16ページをお願いいたします。 道路法第10条第2項の規定に基づきまして、39路線を変更しようとするもので、同条第3項の規定により提案させていただくものでございます。 参考資料の5の図面をお願いいたします。赤色が旧路線で、緑色が変更した路線を図示しております。路線番号52-180下村庄ノ坪北浦線は、開発行為により建設された道路で、終点を変更しようとするものでございます。同様に、路線番号40-221の大津久地1号線も開発行為により建設された道路で、終点を変更するものでございます。 以下、圃場整備または区画整理事業、国道または県道及び河川工事等で起点または終点が変更となった道路で、全部で39路線の変更をしようとするものでございます。 今回議決をいただきますと、認定、廃止、変更を合わせまして、路線数が18路線の増と延長につきましては3376メートルの減となりまして、全体の市道の総路線数が5970路線に、総延長につきましては、1807キロメートルということになります。 以上、簡単な説明でございますが、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。     〔建設部長 杉山貴雄君降壇〕 △日程第16 発議第10号 地域再生計画を円滑に執行するための財源措置を求める意見書について ○議長(田中力君) 続きまして、日程第16 発議第10号地域再生計画を円滑に執行するための財源措置を求める意見書についてを議題といたします。職員より朗読いたします。     〔職員朗読〕 ○議長(田中力君) 提案理由の説明を求めます。 ◆28番(水谷晴夫君) ただいま上程されました発議第10号地域再生計画を円滑に執行するための財源措置を求める意見書について、発議者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。 本発議は、議会運営委員全員が発議者となっているところであります。本発議の提案趣旨は、先ほど事務局職員が朗読しました内容のとおりであります。また、去る17日に開催されました全員協議会にて、山中市長から地域再生計画に基づく事業に対して交付する地域再生基盤強化交付金廃止に関しての経過説明や現状、今後の対応などの報告を受けまして、議員の皆様方はこのことの重要性を十分認識していただいていることと思います。 したがいまして、本意見書のとおり、同交付金の廃止が今後の松阪市のあらゆる面において多大な影響を及ぼすことが予想されることから、松阪市議会といたしましては、国に対して同交付金制度の復活もしくはそれにかわる財源措置の方向性を明確化するよう強く要望するものであります。 本意見書の趣旨に御賛同いただきまして、御決定の上、関係方面への意見書を提出していただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(田中力君) これより質疑を行います。質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) これにて質疑を終わります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第10号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) 御異議なしと認めます。よって、発議第10号は、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論、採決を行います。討論はございませんか。 ◆15番(海住恒幸君) 自席から失礼いたします。 この問題に関しまして、17日の全員協議会でも発言をさせていただきましたけれども、私自身は、次の4つの考え方を持っております。私はこの意見書に賛成という意味で以下、説明させていただきたいと思います。 まず第1に、地域再生基盤強化交付金について、廃止の方向を示した事業仕分けそのものは妥当な内容で、私はその結果に共感を多といたします。 第2に、平成23年度からの予算化を予定していた事業なので、予算編成が始まるこの時期に交付金がなくなったということでは、唐突過ぎる。何年先にはこの交付金を廃止するとしつつ、地方自治体に意向を打診すべきである。 そして第3に、仕分け人が廃止の方向と結論づけたことと、政府としてこれはやめましたということとの間には、地方を含めた協議のプロセスがあってしかるべきです。もともとの補助金の性質よりも、プロセス抜きの決定であることを問題といたしたい。 第4に、したがって、議会として、あらゆる機会を通じ、対応を議論した上で、この問題への対応措置をとりたいと考えます。 以上4つの観点からすれば、本意見書の中にある最後の3行のまとめの部分、すなわち、「国においては、地域再生に係る同交付金の重要性を再認識されるとともに、同交付金の復活もしくはそれにかわる財源措置の方向性を早急に明確化するよう強く要望する」との部分は、議員それぞれによって見解も異なるところであり、もっと精査された議論をされるべきであったと考えております。 ただ、先日22日の議会運営委員会において、この意見書案が協議された際、私自身も委員外議員として中身に関しての意見を言わせていただく機会を得ました。その結果、意見書の表題は現行のものに変更していただいた点、そして、最後の3行についても、ある程度の意見のやり取りといいますか、意味を共有するという作業がその場で行われました。そして、そのことから、冒頭述べた4つの点を私の意見として今ここで述べることにおいて、本意見書に対しては賛成であるとの意思を表明させていただきたい、そのように思います。 以上でございます。 ○議長(田中力君) 他に討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) これにて討論を終わります。 ただいまの海住議員の意見、十分踏まえながら、採決を行わせていただきたい、このように思います。     〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕 ◆23番(久松倫生君) ただいまのは、それぞれが当然保証された討論でありまして、特に個々の意見を尊重するという今の議長の発言は、私は撤回していただきたいと思います。 ○議長(田中力君) 私の思いとしては、28日、これを持って当日、東京へ行かせてもらいます。今の意見、十分私は尊重しながら対応していきたい、このように私自身は思っております。当然、このことについて、皆さんの御異議は私はないというふうに認識をいたしております。個人の意見かもわかりませんが、私自身は、そのことについて十分に考慮しながら、当日、内閣府の参事官と渡り合いたい、このように私は思っておりますが、それがあかんでしょうか。     〔「休憩」と呼ぶ者あり〕 ◆23番(久松倫生君) 私が申し上げておるのは、一般論と言ったら変ですけれども、討論、採決ということであって、それぞれが賛成、反対の討論をするのは権利でもあり、自由であります。しかし、特に私どもがこのことについて、もともと賛同するという立場で議会運営委員会の提案をそのまま受けて、特に異議を申さず、特に討論しませんでしたけれども、特別した方の討論を議長自身が特別に踏まえるという、そういう御発言というのは、議会全体の総意ということで受けとめていただいて、そういう御発言のあり方というのは、私は疑問に思います。もしそれでおかしいということであれば、ひとつ御協議願いたいと思います。 ○議長(田中力君) わかりました。今私が公の場で発言をしたということであれば、これは撤回をいたします。しかし、気持ちとしては、酌んでいただきたい。これは皆さんに了解をしていただけるというものではございませんけれども、私の思いとしてならいいでしょう。撤回をしますから。撤回をしますが、思いとしてはと言っておったんです。     〔「休憩」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) 暫時休憩いたします。                         午後1時54分休憩                         午後1時56分開議 ○議長(田中力君) 休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 まず冒頭、私の思いを少し述べたことが立場としてよくないということでございましたので、このことは私自身も認識をいたしました。だから改めて、その言葉については撤回をいたします。 他に討論はよろしいですか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) これにて討論を終わります。 これより採決を行います。発議第10号は、原案どおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 ○議長(田中力君) ありがとうございました。挙手全員でございます。よって、原案どおり可決されました。 お諮りいたします。ただいま可決をされました発議第10号の取り扱いを私議長に一任を願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) 御異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいをいたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。明9月25日から28日まで4日間を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中力君) 御異議なしと認めます。よって、明9月25日から28日までの4日間を休会することに決しました。 9月29日午前10時、本会議を開きます。 本日はこれにて散会をいたします。御苦労さまでございました。                         午後1時59分散会...